僕は人間なのだろうか。
現実世界に存在しているが、
認知はされてない気がする。
顔も姿かたちも認識されず
ただただ、骸のように食材を運ぶだけのゾンビ。
「あれ、おれってもしかして人間扱いされてない??」
ウーバーをやって始めて感じた感情。
どうもどうも~とわです~
今回はウーバー初体験をしたときの心情と
そこで起きたプライドの崩壊をお話ししたいと思います。
実は最近ウーバー8連勤を経験しましてね、
ふと「そういえば初期ってこんな事を思っていたな~」と
思い出したのでシェアさせて頂きます。
現在僕はシェアハウスに住まわせていただいていて、
ビジネスで賄えない収入はウーバーで賄ってます。
今となっては別に何とも思わないウーバーですが、
最初は本当に悲惨でした……
初めての稼働という事もあり
仕事の容量もペース配分もぐちゃぐちゃ。
すぐ疲れるし、日頃運動してない人間からすると
「しんどい…」以外の言葉なんて出てこなかったです。笑
その中でも一番つらかったのが、
”人の視線”です。
僕はいつも東京で活動していて、
「水道橋」「飯田橋」「四谷」「秋葉原」「神田」
この辺りでチャリをかっ飛ばしているわけですが、
この辺りはどうにも人が多い。
一度自転車を走らせれば
「あぁ、ウーバーだ」
「見てあれ、ウーバーやってる」
「かわいそ~」
とこんな声が聞こえてきそうでなりませんでした。
加えて食事を取りにお店に行っても
どこか対応が冷たいところがチラホラ。
まるで人間扱いされてないような…
一種の”見世物”のような…
でも僕はそれを受け入れられなかった。
「いいや、俺はあいつらとは違う…」
「本当だったらウーバーなんてやってないんだ…」
「俺は人間だぞ…」
素直に底辺だと自覚すればいいものを
当時の僕はそれがどうしても受け入れられなかった。
そんなこんなで社会の荒波を体感しながらも
配達を繰り返していたわけですが、
ここで僕の心を折る決定的出来事が起こります。
時刻は12時頃。
午後の配達もたくさん入る時間、
僕は水道橋にて配達をしていた。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
水道橋って東京ドームがあるところなんですよ。
当然人も多い。
僕はそんな中配達をせっせとこなしていたわけだが、
ここであるJKと歩道ですれ違う。
髪は黒で、前髪はぱっつん。
スカートを膝まで折り。
制服はブレザーで靴はローファー。
バッグはスクールバッグがパンパンになっており、
いかにも”JK”って感じの風貌だ。
僕は今の姿を年下の人にだけは見られたくなかった。
年上なら「頑張ってるねぇ~」で通るかもしれないが、
年下なら話は別だ。
相手はキラキラと華やかな学校生活を
送っているのにも関わらず、自分は日がな一日ウーバー。
なんとも耐え難い格差だった。
悔しさに唇を嚙みながらJKの横を通ると、
「ウーバーじゃん、ダサ」
という今一番声を掛けられたくない人種から、
一番かけられたくない言葉を掛けられた。
は??
今俺、ダサッて言われた??
JKに??年下に?
グぬぬぬぬ。。。。。。。
この時完全に自覚したよ。
「俺は底辺に今位置していると」
別に全ての配達員がそうと言ってるわけではないし、
これは僕の一方的な思い込みだ。
だが、おかげでプライドが折れた。
極太の鉄でできたようなプライドの柱が。
そしてこれはコンテンツビジネスでも同じ。
現実でもネットでも等しく底辺だ。
下を見て悦に入ってる場合じゃない。
そして、それを踏まえてなお、
僕はこのウーバーを抜け出したい。
だってこれは理想の生活ではないから…
ありがとうJK。感謝する。
いや、ありがとうございますだな。
僕は君の言葉で変われたよ。
そしていつか絶対に見返してやるという思いを背に乗せて。
僕は今日も自転車とビジネス、両方のペダルを踏む。
ということで今回はここまで!!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
ではでは~!!
とわ
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